有効微生物を利用した土壌改良

特別ミネラル栽培では、できるだけ農薬に頼らない栽培方法を実践するために、有効微生物「TB21菌」(通称:バチラス菌)を利用した土壌改良を実践しております。
「TB21菌」は自然界に生息する有効微生物で、自然環境を良くしながら、土壌中の有害微生物が増殖しにくい環境づくりをすることが出来ます。

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●成長促進効果と発酵促進能

  1. TB21菌の成長促進効果

  2.  TB21菌によって生産される「シデロフォア」は鉄輸送化合物と呼ばれ、地中のわずかな鉄イオンと結合し、植物に鉄分を運ぶ働きをします。つまり、TB21菌は、植物や病原菌の生育に必要な栄養分である鉄イオンを「シデロフォア」という物質を利用して土中から取り込み、植物の方のみにだけ渡す働きをしています。

    TB21菌成長促進効果

     Bacillus subtilis TB21菌を投与した立枯病のハツカダイコン(右)は、投与しない(左)よりも生育が良いことがわかります。

    ハツカダイコンの生長促進効果(播種22日後)
    試験区 草丈(cm) 展開葉数(枚) 根長(cm) 地下部重量(g)
    対象区 10.5 4.1 7.6 29.02
    TB21菌投与区 14.5 4.9 11.1 69.01


  3. TB21菌の発酵促進能

  4.  TB21菌は、高い菌体外酵素活性を示し、畜産廃棄物(豚・牛・鶏の糞尿)および食品残渣など、有機物の発酵速度を大きく促進し、無臭で感触も良い良質な堆肥を短期間で得られます。
     TB21菌を利用して製造された堆肥は、農産物の生育を促す鉄輸送化合物「シデロフォア」および植物病原性真菌の発育を抑制する抗菌物質「イツリン」、「サーファクチン」などの働きが期待できるため、一般の堆肥と異なった高い価値を有します。

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